私たち住民協議会は、1996年頃からエコミュージアム・プランの作成作業に取り組んできました。その目的は、ほかならぬ、渡良瀬遊水池のかけがえのない自然を守り続けることにあります。渡良瀬遊水池ではいままで、第一貯水池の建設、ゴルフ場の造成などの開発工事が次々と行われてきました。これからも、様々な開発計画が浮上してくることが予想されます。例えば、第二貯水池建設計画は2002年に中止が決定しましたが、いまだにその計画の一部を復活して、渡良瀬遊水池の治水容量を増やす動きがあります。
それらの開発計画の浮上を永久に阻止し、渡良瀬遊水池のかけがえのない自然を残していくためには、自然を守り続けることが可能な将来像を提案して、その実現を図る運動を展開することが必要です。この将来像がエコミュージアム・プランなのです。
(1)原風景の再現のために、次の方策を講じます。
(2)生物多様性の保全のために
表1,表2のとおり、植物、動物の多様化と保全をはかります。
(3)エコミュージアム・プランの実現方法と運営の主体
どのような方法でエコミュージアム・プランを実現し、運営していくかは、これから検討すべき課題ですが、次の二点は必要です。
(4)具体案
エコミュージアム・プランの具体案を図1〜3に示します。ただし、これはあくまでエコミュージアム・プランのイメージを持ってもらうための一案です。理念だけではなく、具体的な将来像を示すことによって、エコミュージアム・プランについての議論が活発に行われるようになると考えたからです。このプランが契機となって、遊水池の将来について徹底した議論が行われ、よりよいプランが作成されることを私たちは望んでいます。